派遣社員の多くが低賃金で、お金に困ることよくありますよね。
ボーナスもありませんので、ボーナス払いということもできません。
交通費が出ない人の場合は、定期券を買うだけのお金すらなくて途方に暮れた人もいるのではないでしょうか。
同じようにお金で悩みを抱えている派遣社員の人はたくさんいます。
そしてその悩みをなんとか解決しています。
ここではそんな派遣社員がお金での悩みをどうやって解決したかについて、ネット上でアンケートを行いました。
毎月のようにお金が足りなくなって困っている派遣社員の人は、他の派遣社員がどのようにお金の問題を解決したかを知って、同じ状況にあったときの参考にしてください。

派遣社員は派遣先が切り替わるタイミングで、お金が必要になるケースが目立ちます。一時的な不足を補うだけですので、そのほとんどが10万円以下と少額ですが、大きなことをしようとして数十万円というお金が必要になることもあります。
派遣社員がお金に困らないようになるためには、基本的には貯蓄をしっかりすることです。給料の3ヶ月分くらいは貯蓄をしておきましょう。貯金をするまでにお金が必要になった場合は、カードローンなどを活用して対処しましょう。
派遣社員がお金を必要とする理由は生活費の不足
まずは派遣社員がどのような理由でお金が必要になるかを見ていきましょう。アンケート結果から、その理由についていくつか抜き出して紹介します。




目立ったのは生活費の不足です。
家賃を払えなくなってしまい、生活が苦しくなってしまうケースがいくつもありました。
次に多いのがローンなどの借金を返済するためのお金が不足したというケースです。
それぞれの割合について示したものが下記のグラフです。
交通事故による支払いが4番目に入っていますが、これは少し偏りがある結果かもしれません。
ただし、交通事故の支払いでお金が必要になるのも、お金のない派遣社員ならではの現象でもあります。そのあたりも含めて、もう少し詳しく見ていきましょう。
生活費
生活費で多いのは家賃を払えないという人です。
派遣先で働いているときに家賃を払えなくなるという人はあまりいないのですが、契約の切り替わりで寮を出て行く必要があったり、次の派遣先がなかなか決まらず、無職の状態になって生活費に困るというケースが多いようです。
体調を崩して入院をした時なども、入院費を払ってしまうと生活費がまったくなくなってしまったという人もいます。
働いていない間は収入が途切れてしまうのが派遣社員に共通する悩みですよね。
借金の返済
クレジットカードなどで借りたお金の返済に困っているというケースも、他の職種と比べると多いように感じます。
こちらも計画的に借りたものが、派遣契約終了で払えなくなったという人がたくさんいます。
契約が更新されると思っていたら、派遣先の業績により更新されないというリスクが派遣社員には常にあります。
クレジットカードで物を買うときは一括払いで、あまり支払いの先送りしないようにする必要があります。
税金・年金の支払い
派遣契約中はすべて天引きで支払いをしてもらえますが、派遣契約が終了すると、次の派遣先が決まるまでは無職と同じですので、税金や年金、国民健康保険なども自分で支払わなくてはいけません。
いきなり請求がきて焦ってしまったという人もいます。
また、契約内容によっては、最初からすべて自分で支払わなければいけないという人もいます。
貯蓄があればいいのですが、そうでない場合は、税金や年金が生活を圧迫することもあります。
交通事故
派遣で働いているとできるだけ出費を減らそうと考えて、任意保険などにも加入せずに車に乗っている人もいますよね。
また自転車でも事故相手が歩行者なら賠償金などの支払いが発生することがあります。
そういうときにお金がなくて困ったという回答がいくつもありました。
交通事故そのものは頻繁に起こることではありませんが、それでも保険に加入するだけの余裕がなく、そのような立場になってから後悔する人が派遣社員には多く見られます。
派遣社員が必要になる金額は5万円以下
お金に困ったときに、どれくらい必要になったかについてのアンケート結果が下記になります。
派遣社員はそもそも大きな買い物をすることが少ないためか、お金が必要になるといっても、5万円以下だったという人が40%以下です。
5万〜10万円も含めると68%ですので、ほとんどの人が少額での借り入れをしています。
大きな出費が必要になった例として下記のようなものがあります。



お金がないなら無理にしなくてもいいのにと思うような回答が多かったのですが、例えばスキルアップなどは、派遣社員が生き残っていくためには重要な投資ですよね。
実家が都市部から遠いような場合も、効率を考えれば交通の便のいい場所に引っ越ししたいところです。
何か大きなことをしようと思ったときに、貯蓄がなくて困ってしまうことが多いのも派遣社員の特徴のひとつです。
派遣社員がお金を用意する方法
派遣社員がお金に困ったときにとる方法は、半数の人が「お金を借りる」と答えました。他にもアルバイトをするというのも多かったのですが、その割合を見てみましょう。
どこから借りるかは別として、基本的にはお金を借りてピンチを乗り切っている人が半数で仕事量を増やして、収入を増やすという回答も少なくありません。
派遣社員の場合、働けば働いた分だけお金になるという感覚が身についているからかもしれません。
派遣社員がお金に困らないようにするには
派遣社員がお金に困らなくなるためには、根本的な家計の見直しが必要です。
まず絶対に取り組まなくてはいけないのが貯蓄です。
いつ派遣先の契約が切れてもいいように、最低でも毎月2万円の貯金をしてください。
給料の3ヶ月分くらいを急いで貯めて、何があっても3ヶ月は食べていけるだけの余裕を作るようにしてください。
そうすることで契約が更新されなくても、なんとか生活を保つことが出来ます。
どうしても困ったときはカードローンを使う
貯金をするのは長期的な対策ですが、いますぐお金が必要という場合は、貯金している時間はありませんよね。
そんなときはカードローンの利用がおすすめです。
短期間で少額であれば利息もかなり少なめです。
もちろん利用するときには、きちんと返済計画も立てておく必要がありますが、返すあてがあるなら、実家や友人に頼らずに金融機関から借りてしまうのが一番手っ取り早い方法です。
派遣社員は審査に通りにくいと思われていますが、派遣社員でも勤続年数が長ければ、融資を受けることができます。
特に消費者金融などの幅広く融資をしている金融機関では、きちんと返済できそうな人には積極的に融資してもらえますので、まずは審査を受けてみましょう。