キャバクラ、風俗など水商売の給料は良いのですが、出費が膨れ上がる仕事でもあります。
自分への投資をしなくては稼ぐことができませんし、そもそもお金に困って水商売を始めた人が多いため、いつもお金に困っているという人も多いのではないでしょうか。
他の水商売の人がお金に困ったとき、いったいどうやって乗り切っているのか、気になりますよね。
直接は聞くことが難しいと思いますそこで、これまでにお金に困ったことのある水商売の人に対して、ネット上でアンケートを行いました。
水商売の人がどんな理由でお金が必要になったのか、そしてどうやってお金を用意したのかを知って、自分が同じ状況になったときの参考にしてください。

水商売の人がお金に困る理由として最も多いのが生活費で、次に借金の返済が続きます。他の職業などであまり見られないお金を借りる理由として、「彼氏に渡す」といった回答も目立ちました。
お金に困ったときには、ほとんどの人がお金を借りて対処しますが、借り先としては金融機関と職場での前借りがほぼ同数でした。家族や知人にはお金に困っているということを知られたくない人が多く、なおかつ前借りという文化がある水商売ならではのアンケート結果となりました。
水商売の人がお金を借りる理由は生活費
アンケートの回答例には次のようなものがありました。




水商売の人がお金に困るのはローンの支払いかと思いきや、生活費に困ってしまうという人が多いようです。
水商売の人が、お金を用意しなくてはいけない理由の割合を示したものが下記のグラフです。
4人に1人が生活に困っていることがわかります。
その中でも家賃を用意できないという回答が目立ちました。
高給を得ているはずの水商売の人たちですが、生活費よりも自分への投資を優先しているのかもしれません。
水商売の人がお金を用意しなくてはいけない理由について、もう少し詳しく見ていきましょう。
生活費
家賃を払えなくなった人が目立ちます。
水商売という職業から、繁華街へのアクセスがいい街で暮らしていることがほとんどです。
また、セキュリティを重視したマンションなどを選ぶ人が多いからか、どうしても家賃が高くなる傾向にあります。
給料はしっかりともらっているため、ほとんどが次の給料で支払うことができるのですが、ついつい家賃分を用意しておくことを忘れてしまうのかもしれません。
借金の返済
水商売は収入もよいのですが、出費も多い職業です。
安物の服やバッグは恥ずかしくて使えない、と自分を飾るための貴金属などもお金がかかってしまいます。
そういう世界ですので、ローンの支払いなどが積み重なってしまいます。
水商売を始める前に作った借金を返済しているという人もいます。
そのような借金の返済日にお金が足りずに、困ってしまう人が17%います。
彼氏に渡す
水商売をしている人の特徴かもしれません。
お金で気持ちを引き留めようとする人が多く、彼氏に「お金を貸して欲しい」と頼まれると断れない人が多いようです。
お金に余裕があるならそれでもいいのですが、自分もお金に困っているのに彼氏に渡すためにお金を用意することもあるようです。
彼氏にお金を渡すために、水商売をしているという人もいます。
そのような関係を断ち切りたくても、なかなか言い出せずにずるずる引きずってしまうのかもしれません。
水商売がお金を用意する方法は「お金を借りる」
水商売の人がお金を用意するには、ほとんどの人が「お金を借りる」を選びました。
これまで以上に仕事をして用意するという人もいました。
それらの割合を示したものが、下記のグラフです。
73%の人が、何らかの形でお金を借りて対処しています。
一般の人の場合は、物を売ってお金を用意するという人が一定数いるのですが、水商売の場合はブランド品も自分を飾るための大切なアイテムですので、簡単には手放せないのでしょう。
今の仕事よりも時給の高い水商売の仕事をするという人や、お金に困ったときだけ水商売のアルバイトをする人もいるようです。
水商売の給料がとても高いため、コンビニやスーパーのレジのような低賃金のアルバイトをするという回答はありませんでした。
どうせ働くなら時給のいい仕事をして効率よくお金を用意したい。そういう人が多いのかもしれません。
水商売の人がお金を借りた相手は金融機関か職場
お金が必要になったら借りればいい。
水商売をしている人の多くがそのような考え方にあるようですが、それでは水商売の人はどこからお金を借りるのでしょう?
その比率を示したのが下記のグラフです。
他の職業などではあまり見られない「給料の前借り」が38%を占めています。
一般的な会社勤めやアルバイトでは、なかなか給料の前借りを認めてくれませんが、水商売ではそのような文化が定着しているのかもしれません。
同じ割合で、消費者金融などの金融機関から借りるという回答も目立ちました。
家族や知人から借りるという人があまりいないのは、お金に困っているということを周りに知られたくない気持ちが強いためと考えられます。
水商売をして、なおかつお金に困っていると言い出せずに、利息を払ってでも金融機関からお金を借りる人が多いのでしょう。
水商売の人は金融機関から借りられない?
上記のグラフからもわかるように、水商売の人がお金を借りる相手としては、金融機関や給料前借りが基本です。
でも水商売をしていると金融機関からお金を借りにくくなると言われたことありませんか?
水商売の人が本当にお金を借りにくいのかについて、簡単に説明しておきます。
会社員よりは借りにくい
水商売という仕事は、いつ仕事がなくなるかわからないとても不安定な立場です。
そのため、会社員よりも借りにくいというのは間違いありません。
でも借りられないかというとそういうわけではありません。
消費者金融などで実際に借りたというアンケート結果もあります。
借りられないと最初から決めつけるのではなく、まずは審査を受けてみましょう。
カードローンで借りる金額は50万円未満にする
カードローンなどでお金を借りるとき、高額な金額でなければ水商売の人でも意外とすんなりと審査に通ることがあります。
その目安が50万円と言われています。
収入証明書類がいらない範囲内で借りるときは、水商売の人でもそれほど審査は厳しくありません。
お金に困ったら前借りという方法もありますが、職場の人たちに噂が広がる可能性もあります。
それを避けたい人はカードローンで借りることも検討しましょう。